今年見た映画の感想

最近は活動の紹介の内容ばかり書いていたのですが、久々に映画の感想です。
今年は見た映画に対して面白かった映画の割合がとても高かったです。面白い映画が多かったので、特に面白かった映画を下記に挙げてみました。

<今年映画館で見て面白かった映画>
・マッドマックス 怒りのデス・ロード
・ひつじのショーン 〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜
・ワイルド・スピード SKY MISSION
・ヴィジット

上記の4作はどれも個人的に5つ星の傑作映画でした。
マッドマックスは定期的に映画館で見たくなります。行って帰って来るというシンプルな物語でもここまで面白くできるのが映画のすごいところな気がします。また、そのシンプルさ故に余計なことを考えなくて良いので、純粋に何度も見たくなるのかもしれません。
ひつじのショーンは、安定の面白さでした。ウォレスとグルミットも含めて本当に安定してどれも面白いなぁと思います。映画館で見ていた子供たちの反応が大きくて、小さな子供から大人まで楽しませる力はすごいなと思いました。(最後に悪者がこえだめに突っ込むところで子供たちが一番爆笑していた。)子供は内容をあまり理解していなかったとしても、面白かったという印象は後になっても残るのではないかなと思います。
ワイルド・スピードは、やりたいシーンのために無理矢理話をこじつけているかんじが私は嫌いではないので、矛盾なども含めて好きでした。あくまで車に乗るということにこだわる姿勢が映画を面白くしていると思います。
「ヴィジット」は衝撃的でした。POVのホラー映画は何でもない無駄なシーンがやたら多い気がして退屈になってしまい、それが恐怖感の煽りに役立っているなら良いのですがただ退屈なだけのカットで構成されている映画が多い中、ヴィジットに関しては無駄なカットがないように感じました。純粋に怖かったです。老婆の半ケツを見た時に、あぁこれは凄い映画な気がすると思いました。「スペル」もそうですが、狂った老婆はホラーヒーロー(ヒロイン)になり得ると思います。ドアの向こうで何かが起こっているという恐怖演出も緊張感があって良かったのですが、ドアを開けた後もただ老婆が走っているだけなのにやたら怖かったです。走っているのを見るだけで怖いというのがすごいです。あの、後ろに手を組んで走るポーズがまた良かったです。
ちなみに新作ではないので上記に入れなかったのですが「悪魔のいけにえ公開40周年記念版」も映画館で見て、改めて素晴らしかったです。わりと爆音だったので終盤の叫び声のオンパレードが、終わった後も残響として耳に残りました。個人的には序盤の、車内にレザーフェイス兄が入ってくるシーンが一番リアルで怖いです。この後とんでもないことが起こるのではないかという恐怖感を煽る効果にもなっていると思います。若者がどんどん家に入ってきて困るレザーフェイスと、おじいちゃんにトンカチを持たせるシーンは私の好きな恐怖の中のギャグシーンです。

邦画ではなかなか個人的ヒットがありませんでした。また、ジュラシックワールドは期待しすぎてしまったせいか期待を上回らず、普通でした。演出のせいなのか大作すぎて自由度がなかったのか、形だけで中身がないような印象でした。スターウォーズも楽しみですが、同じようなかんじになっていないと良いなと思います。
あと、要望として「Ash vs Evil Dead」を日本でも放送してほしいです。サウスパークの日本語バージョンもまた放送してほしいです。この2つは日本でもやるべきだと思います。
 

ダークマン

けっこう前にサムライミの「ダークマン」を見た時に感想をブログに書きかけてやめていたものが残っていたので、アップします。ちょっと短くて中途半端ですが。。

やはりサムライミの映画はどれも面白い!
後半のヘリコプターでの乱闘シーンを見て、クレイヴンの「ショッカー」を思い出しました。
ダークマンのヘリコプターのシーンとショッカーの後半のテレビ(電波)の中での闘争劇は、映画が飛び抜けた瞬間だと思います。それまでのその映画の(中でこっちが勝手に作っていた)世界から逸脱するのです。何かのスイッチが入り、それまでのダークな世界から奇想天外な世界へ抜け出します。こういった場面に遭遇すると、今自分が見ているものは映画なんだと再認識した上で、映画は最高だという気分になります。
どのジャンルにも限らず、こういうのがある映画はすごく好きです。



度肝を抜かれた

最近YouTubeで初めて見たのですが、スピルバーグが12歳の時に撮ったという8ミリ短編映画「Escape to Nowhere」
これを・・・12歳で!!?驚いて興奮して夜眠れなくなってしまいました。
12歳って小6か中1ですよね。信じられません。
この映画は、撮る喜びに満ちあふれていると感じました。そしてこの映画はなんとJ.J.エイブラムスが16歳の時に修理したそうです。
そう、「SUPER8」のエンドロールです!エンドロールで14歳の子供たちが撮った8ミリ映画が流れます。あの、荒々しいながらも映画の基礎をちゃんと押さえている最高のエンドロール。
"実際14歳でこの映像は撮れないだろう"と心のどこかで思っていたのですが、12歳にしてもう「Escape to Nowhere」を撮っていたスピルバーグがいたのです・・・
なるほど、エンドロールもスピルバーグへのオマージュだったのですね。

実際この世には自分の想像をはるかに上回る作品が存在します。自分で限界や限度を決めていたら"想像をはるかに上回るもの"はできないかもしれません。また夢と希望をもらいました。
私もいち早く新作の企画を進めようと思います。

オズ はじまりの戦い 見た!

今日、3Dで「オズ はじまりの戦い」を観に行きました。
すごい!!サムライミは裏切らない。素晴らしかったので週末にもう1度観に行く予定です。あの夢の時間をもう1度体感したい。
オープニングから引き込まれるかんじも凄まじかったです。オープニングの3Dの奥行きもすごいです。また、劇場映画にしてはたまにすごく飛び出してきました。冒頭から脳がビリビリと震えて、活性化されていくのがわかりました。
死霊のはらわたからオズまで撮れてしまうサムライミは天才だ…ディズニー映画のオズでも、死霊のはらわたの面影は見えました。特に最後の戦闘シーンのかんじはキャプテン・スーパーマーケットを思い出しました。
これは本当に泣ける映画です。
それにしてもスパイダーマンもそうだったけどなぜサムライミの映画はヒロインがちょっと老け顔なんでしょう(^^;)ここまできたらもう狙ってやってるとしか思えません。魔女の姉妹のほうはかなりディズニーお姫様顔でした。スパイダーマンの時から好きだったジェームズ・フランコも良かったです。
これはきっとまた3部作になるのではないでしょうか。

そして、私が問題に感じたこと…
こんなに素晴らしい映画なのに、しかも今日はレディースデーだったのに、お客さんがとても少なかった。公開されてから1ヶ月とはいえ非常に残念でした。
また、ネットのレビューなどを読んでいると、思ったほど評判が良いわけでもないみたいです。
私はオズを見て、ハリウッド大作と映画というものに希望を見出しました。まだ映画の将来は夢に溢れていると感じたのです。
そんな希望を持った映画がシネコンで上映されていて、多くの人が見れる環境で存在しているというのは非常に理想的だと思います。しかしそれを我々観客が評価しなかったら、今後の映画というものが変わってしまうのではないかと感じたのです。私は絶対に続編が見たいです。
とはいえ海外では大ヒットしているみたいなので大丈夫だと思いますが。日本でももっとヒットしてほしい!

2012年 2大劇場で見て面白かった映画

去年も書いたのですが、今年も書きます。
まず、2012年も自信を持ってトップ10を付けられるほど劇場で映画を見れませんでした・・・
2012年はもっと劇場で映画を見ようと思っていたのに。
なので、今年も2012年に劇場で見て面白かった映画2作品を挙げようと思います。
ちなみに2011年の劇場で見て面白かった2大映画は「SUPER8」と「UNDERWATER LOVE-おんなの河童-」です。
ということで2012年の2本は・・・

1. この空の花
2. カリフォルニア・ドールズ

ちなみにこれはランキング形式ではありません。
まず、1の「この空の花」ですが、3時間以上あって長いのですが、けっこうあっという間に時間が過ぎていきました。監督は大林宣彦さんです。終止目が離せない作りになっていました。そして、こんな映画があるのかと衝撃を受けました。ずっと映画に集中しているかんじです。なんでも3000カットぐらいあるらしく、目まぐるしくカットが変わります。カットのつなぎ方もめちゃくちゃで、テレビみたいにテロップまで入ったりするのですが、なんだか映画全体が威厳を放っているのです。そのテロップも、今この「ジャガイモ」っていうテロップ出す必要あるのか?というかんじでけっこうメチャクチャなのですが、そのメチャクチャというのはただメチャクチャにしてもできるものではないと思います。また、こんな荒い合成この時代に逆にどうやってやるんですか?と言いたいぐらいの荒い合成などもあるのですが、それが不思議なことに全く安っぽくなく、むしろすごく迫力があるのです。あんな荒い合成でどうしてあんなに迫力が出るのでしょう。「HOUSE」でも目にしたあの荒い合成は昔の技術だからああなっていた訳ではないんだということにも気付きました。大林さんが確立した1つの手法だと思います。
そしてまたすごいところが、テロップや妙に多いカット割りや荒すぎる合成など色々気になっていながらも感動して泣けてしまうのです。私も隣にいたおばさんも泣いていました。

また、私はワンダーランドへの行き方というところに着目しました。映画には、穴に落っこちたりクローゼットの奥が別の世界につながっていたりなど、様々なワンダーランドへの行き方がありますが、「この空の花」ではタクシーに乗ってワンダーランドへ行っていました。松雪さんがタクシーに乗ったら、いつの間にか外に戦時中の人たちが歩いていて、こんな行き方もあるのかとはっとしました。この、"ワンダーランドへの行き方"というのも映画における1つのテーマたど思います。私の今回の新作でもワンダーランドに行くことになるのですが、その行き方というのはけっこう悩みました。そして、私が決めた行き方は・・・こちらは乞うご期待です。ただ、かなり一瞬の出来事です。

次に2の「カリフォルニア・ドールズ」ですが、これは公開が1981年なので挙げようかどうか迷ったのですが、すごく面白かったのと衝撃を受けたので入れてしまいました。監督はロバート・アルドリッチです。DVD化されてないらしく、最後にシアターNで見れて本当に良かったです。
2時間ほどの間に様々な波瀾万丈があり、すぐにのめり込みました。また、最後の試合のシーンに圧倒されました。すごく巧みなアクションつなぎで終止目が離せず、迫力がすごかったです。また、最後はカリフォルニア・ドールズと試合会場の観客と映画を見ている私たちの間に大きな一体感が生まれていたと思います。クライマックスの盛り上がりと言ったらそれはすごいものがありました。ちょうど泣いてる時に映画も終わってしまうんです。アクション映画ではないのですが、最後の試合のシーンを見てアクション映画が撮りたくなりました。


総合するとここ2年を通して劇場で見て1番良かったのは個人的には「SUPER8」です。
あの映画は映画を作ることに興味を持つ人にとってはぐっとくるものがあるのではないか、いや、私にはぐっと来ました。映画を見ながら映画の授業を受けているんだ、スピルバーグからJ・J・エイブラムスへ、そして私たちへと映画が受け継がれていくのだなあと感じずにはいられない映画でした。「SUPER8」は宇宙人の映画というよりはタイトル通り映画の映画だと思います。
また、2012年にDVDで見て面白かった2大映画は「ザ・ミッション」と「スペル」です。これらの映画に出会えて本当に良かった。こちらは以前簡単な感想を書きました。

さて、2013年は絶対にもっと劇場で映画を見ようと思います。

「スペル」を見た

今日DVDでサム・ライミの「スペル」を見ました。(原題は「Drag Me to Hell 」)
すごく面白かったです。「死霊のはらわた」シリーズを思い起こさせる面白さがありました。
それにしてもあの婆さんメチャクチャ怖い・・・怖すぎて笑えます。笑えることが救いです。
頭にガンタッカーみたいなの打たれても全く動じないし、なんだかその姿は恐怖を通り越して滑稽にも見えました。
また、婆さんの襲い方が常軌を逸していて、”普通の襲い方ってこのぐらいのもんだろ”というのを毎回上回っているから面白いです。口の中にありえないぐらい手を突っ込んだり・・・この常識破りなかんじに衝撃を受けました。あ、そうかこれは映画だ。と途中で何度かはっとします。
また、ヒロインがえらく可哀想なのです。前半でヒロインがある選択を誤る出来事があるのですが、その代償があまりにもでかすぎるだろうというかんじなのです。1のミスに対して千ぐらい返ってきてしまうかんじです。まさにホラーですね。
「死霊のはらわた」より怖さが増し、怖さを通り越して笑えてくるという点ではまた趣向の違うホラーになっている気がしました。
私の好みとしてはギャグが優先された「キャプテン・スーパーマーケット」がかなり好きですが、「スペル」もとても面白かったです。

かっこ良すぎる

先日ジョニー・トーの「ザ・ミッション/非情の掟」を観ました。
とんでもない映画でした。翌日以降も興奮覚めやらない映画なんて滅多にないです。
ジャスコの銃撃戦以降、映画へ完全にのめり込んでいました。ジャスコでエスカレーターを降りた後に5人が銃を構えて、更にその手前にカメラを据えたことで実は両脇に刺客がいることがわかるあのカットは本当にかっこいいですね。
5人が紙くずでサッカーを始めるワンカットも良かったです。銃撃戦などの緊張感があるシーンとはまた違う、映画だからこそ生じている緊張感というのでしょうか。見事です。
また、しっかりしたストーリーのある長編の実写映画でも台詞なくして視覚情報によって内容を伝えることが可能なんだということも知らしめられました。さらにその上で5人の登場人物のキャラクターもしっかり描かれています。

すごいものを見てしまったので、自分の作品ももっと良くしていかなければいけない・・・。
とにかく衝撃を受けました。

大林宣彦の「HOUSE ハウス」を見た

先日DVDで大林宣彦の「HOUSE ハウス」を見ました。
「なんだこの映画は!」と思いました。
とにかく変な映画でした。奇妙なカット割り、所々にスローモーションとストップモーションと早送りが使用されており、メルヘンとホラーが入り交じっていて変な雰囲気が形成されています。その奇妙さがホラーだと思いました。変なところから血が出てくるのも怖かったです。

映画の内容とは違うのですが、「HOUSE ハウス」を見て、小学生の頃におばあちゃんちの近くのさびれたテーマパークに行ったときのことを思い出しました。
あれは本当に今思い返しても謎すぎるお化け屋敷(?)でした。
「メルヘン・ミステリー」とかいう名前だったかな・・ぱっと見はお化け屋敷には見えない建物で、上には大きなゴリラの絵が描いてありました。
ディズニーランドのホーンテッドマンションのような乗り物になっていて、レールの上をゆっくり進んでいくのですが、最初の部屋には偽物の草原が広がっていて、馬のマネキンと馬の世話をしている女のマネキン人形がいて、「これはメルヘンな空間なのかな?」と思ってよく見ると人形の顔がこげているのです。また、その部屋ではメルヘンチックな音楽がかかっていました。すでに異様です。
扉を通過して次の部屋に行くと真っ暗で、突き当たりの壁がくるっと回転したと思ったら突然ミイラが出てきました。突然の驚かしにびっくりして、その後は急にお化け屋敷になりました。所々にこげたマネキン人形が出てきます。今思うとこの経験も「さまよう心臓」に影響している気がします。
そして、最後はなぜか左右にでっかいゴリラがずらっと並んでいて、そのゴリラの鼻か口からすごい風が出ていました。
あのアトラクションは一体なんだったのか、今思い返すと不思議でかなり奇妙です。
そう、「HOUSE ハウス」はそんな映画でした。

あの映画を商業映画でできるなんてすごい。今見たらギャグですむかもしれませんが、小さい頃に見ていたらトラウマになると思います。
良くも悪くも1度見たら忘れない映画だと思います。

【2011年公開】2大面白かった映画

 今日は今更ながら、私が劇場で観た2011年公開の映画で面白かったものを挙げます。
本当はベスト10とかでランキングにしたかったのですが、2011年はあまり映画館へ足を運べなかったので、面白いと思った映画を2つだけあげます。
2012年はしっかりランキングができるようにしたいです…。


No.1 SUPER 8
No.2 UNDERWATER LOVE -おんなの河童-


この2つの映画には衝撃を受けました。
「SUPER 8」は監督J.J.エイブラムス、製作スピルバーグで、賛否両論あるみたいですが私は大好きです。SUPER8は8ミリカメラのことなのですが、まさに観たら映画を撮りたくなる映画です。映画はこうやって撮るのだと教えてもらっているような気分になりました。最後エンドクレジットで流れる自主映画がたまりません。子供が荒く撮っているようですが、実は映画を撮る上で押さえるべきポイントがちりばめられています。単にストーリーだけでなく、映画そのものから汲み取れるメッセージがたくさんあります。

「おんなの河童」は、いまおかしんじ監督のポルノ・ミュージカル映画です。
私はポルノ映画はあまり観たことないですが、この映画はもっと一般に広く公開されるべきなのではないかと思いました。すごく面白いからです。最初から最後まで楽しめます。河童の登場シーンのラフさとか、河童の作りのラフさとか、ふざけてるかんじが突き抜けていて、面白さを生んでいる気がします。また、歌とダンスが今まで見たことないかんじで印象深く残ります。

また、タイの映画「ブンミおじさんの森」も面白かったです。ラストが難解で、どういうことなのか私は未だにわからないのですが…
あと、2011年公開ではないので番外編ですが、山形国際ドキュメンタリー映画祭で観た木村栄文特集もすごく面白かったです。私の地元福岡にあるRKB毎日放送で過去にこんなすごいドキュメンタリー番組が放送されていたなんて驚きです。6月後半にも特集をやるみたいなので、観れなかったシリーズを観たいです。

「フランケンシュタイン」と「ヤング・フランケンシュタイン」

今回も過去に書いた、映画の考察です。
1931年の「フランケンシュタイン」と、そのパロディ映画である「ヤング・フランケンシュタイン」 (1974・米)を比較しています。
以下がその考察文です。


「ヤング・フランケンシュタイン」は、1931年に制作された「フランケンシュタイン」のパロディ映画である。まず、この2本の作品の大きな違いは内容の描かれ方である。元の作品の「フランケンシュタイン」は純粋にホラー作品として描かれているのに対して、「ヤング・フランケンシュタイン」はコメディタッチを基調としてその中にホラーの要素も織り交ぜて描かれている。


パロディとは有名な作品の特徴をまねて、風刺・滑稽を感じさせるように作りかえた作品のことであると定義する。ヤング・フランケンシュタインの登場人物はどれもフランケンシュタインの登場人物とそれぞれキャラクター性は異なるが置き換えられる位置づけにある。また、ストーリーにおいても終盤までは元のフランケンシュタインのストーリーに沿って描かれているが、フランケンシュタインでシリアスに描かれていた部分がすべて滑稽に描きかえられている。しかし、ストーリーにおける1つの決定的な違いは最後の終わり方である。フランケンシュタインでは最後怪物は炎に焼かれて葬られるが、ヤング・フランケンシュタインの怪物はフランケンシュタインの婚約者と結ばれ、さらにフランケンシュタインと同等の知識を手に入れる。これは元のフランケンシュタインに対する風刺である。


映画において怪物という存在はたいてい悲劇的な結末をむかえることが多い。なぜなら怪物は映画の中で悪事を働いてしまうからである。また、怪物と知識も結びつかないことが多い。怪物は乱暴さ故に悪者として扱われるだけでなく、知識がないからこそ人間との対話が不可能なのであり、その容姿と振る舞いだけで怪物、悪者として扱われてしまう。しかしヤング・フランケンシュタインではその知識と対話という法則を打ち破ることで人間と理解し合えるようになる。


この法則の打ち破りの面白さというものはパロディ特有の面白さであり、そこに新しい意味や意図が見えることによって、元の作品とは違う存在意義が出てくるのだ。




     

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